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今考えると結構ひどい設定や仕様の90年代後半のゲーム5選 後編

前回に引き続き、今考えると結構ひどい設定や仕様のゲームである。

どれもやりこんだゲーム達だが、今になってふと振り返ってみると「いやぁそれってどうなのよ?」って言う仕様や設定が思い当たる。

 

リメイクでは無いが昔流行したポケモンがポケモンGOになって華々しく復活した様にこれから紹介するゲーム達もいつか再び日の目を見る事を願う。

 

 SDガンダム G-CENTURY

ファミリーコンピュータで発売された『SDガンダムワールド ガチャポン戦士シリーズ』やスーパーファミコンで発売された『SDガンダムX』、『SDガンダムGX』の流れを汲むSDガンダムによるウォー・シミュレーションゲームである。「100年遊べるシミュレーション」として再発された。

SDガンダム GCENTURY - Wikipedia 

SDガンダム GCENTURY

SDガンダム GCENTURY

 

 「100年遊べるシミュレーション」をキャッチコピーに登場したSDガンダムのシミュレーション&アクションゲーム。

ガンダムに登場するMS(モビルスーツ)を生産し都市や基地を占領、最終的に敵軍の拠点を制圧するか全滅させれば勝利となる。

 

同シリーズの最大の特徴は戦略と戦術が見事に一つのゲームに収まっている点だ。

どの都市を制圧し、どんなルートで進行するかと言う戦略。

敵軍と戦う際はアクションゲームとなる為、弱いMSで強いMSを倒す戦術。

それらが相まって戦場のダイナミズムを表現するシュミレーション部分とガンダムならではのビームが飛び交い、サーベルで切り結ぶアクション部分の融合が秀逸である。

 

そのシリーズの最新作がついにプレイステーションに登場する!

毎度の事ながら中学生の僕は期待に旨を躍らせ発売日に購入した友達の家に喜び勇んではせ参じた。

 

 G-CENTURYはゲーム起動後、いくつかのモードを選ぶ事が出来る。

歴代のガンダムの名場面を追体験するモードや好きな組み合わせでひたすらバトルの練習ができるモード等だ。

その中でもやはりマップと軍を選択して対戦できるモードが最大の売りだと思う。

 

ファミコン版の頃から対戦の経験はあったのでプレイステーションになったと言っても画面が綺麗になったり新しいMSが追加になった程度だろうとタカを括って早速対戦を始めたが開始10分ほどでやっぱり期待は裏切られる。

 

100年待たせるシミュレーション

 プレイステーションで発売され、最新のグラフィックで表現されるマップやMSはどれも綺麗で中学生の期待を高めるのには十分だった。

が、このゲーム、ロード時間が長いのだ。

とにかく長い。

 

シミュレーション部分から戦闘するアクション部分へ移行する時、宇宙から地球へマップを切り替える時、マップから生産等を行う基地画面へ移行する時、ぜーんぶ待たされる。

待ち時間の大小はあるが本当に待たされる。

 

それに輪をかけて悪いのが対戦相手となるCPUの頭の悪さである。

敵軍の群れに脆弱な輸送艦を突撃させる、意味も無く基地とマップの切り替えを連続して行う、戦闘中は容赦なく弾数制限やHPの消費する武器をぶっ放す等、自由奔放すぎる振る舞いをしてくれる。

 

特にマップと基地の連続切り替えは先のロード時間の長さと相まって非常にダレる

うんざりして途中でマンガとか読み出しちゃう位。

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プレイステーションになり、それまでとは段違いに広大なマップ、最大4軍入り乱れてのバトルロイヤルなど十分燃えそうな要素はあるがCPUの頭の悪さとロードによる待ち時間の長さが全てをダメにしている。

少し手を入れば良さそうなだけ非常に残念である。

 

昔の「大戦略」等では、1ターンのCPU側の思考時間が30分とか言う話を聞いてずいぶん酷いゲームもあった物だと思ったが、今考えると当時やっていたG-CENTURYもどっこいである。

 これを機に(か、どうかは解らないけど)バンダイはSDガンダムの戦術×戦略ゲームからGジェネレーションに代表される純粋なシミュレーションへ方向転換を図っていく。

 

モンスターファーム

1997年に発売したモンスターを育てて戦わせるテレビゲーム。このゲームの最大の特徴は、音楽CD(PSやPS2のソフトディスクも可)を読み込ませることでモンスターが誕生するシステムである。

モンスターファームシリーズ - Wikipedia  

モンスターファーム

モンスターファーム

 

 モンスターファームの画期的だった点はゲーム中では「円盤石」と言われる古代の遺物からモンスターを再生するというシステムだろう。

この円盤石とはCDの事で自分の持っているCDから生み出されるモンスターに当時のチビッ子達は一喜一憂した。

 

正にポケモンGOにも通じる部分だが、モンスターファームもゲームのシステムと現実をリンクさせた事が最大のポイントだ。

それまではゲームの中で完結していたお話がゲームを飛び出し、自分の手元にあるCDをゲームに取り込む事で新たなモンスターが誕生する。

この行為がより一層「自分がゲームに参加している」感を強調させる事になる。

そしてこの手の「モンスター物」のお決まりとして、レアモンスターが存在するのだった。

 

探してみろ この世の全てをCDショップに置いてきた!

モンスターにはいくつかの基本となる種族があり、それの純潔や混血がCDから再生される。

たとえばAとBの種族では「AベースのBの混血」と「BベースのAの混血」では見た目でも能力でも違ってくる。

膨大なCDを再生しまくり、自分の欲しい種族を探すのは中々骨の折れる作業だ。

 

そして中には特定のCDでしか再生されないモンスターが存在する。

いわゆるレアモンスターだ。

このモンスターはゲーム中では生み出すことが出来ず、必ず指定のCDを再生しなければならない。

今考えると権利的にどうなんだろうと思うがきっと大丈夫なのだろう。

 

当時はシングルは8cmCD、アルバムは12cmと2種類の規格があった。

いや、今でもあるんだろうけど8cmCDのシングルを最近見た事がない。

やっぱりインターネットも無い時なので頼りは怪しい口コミと攻略本、雑誌で当時はガセネタも多く無駄足を踏む事も多かった。

 

相川七瀬の「red」からはドラゴンが、近藤真彦のミッドナイトシャッフルからはギンギライガーと言う、本当に今考えると恥ずかしくなって布団でバタバタしたくなるネーミングのモンスターが出てくる。

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基本的にどんなモンスターでも育てればある程度強くなる為ゲームのクリアは可能だ。

だが、レアモンスターを探すとなると怪しい情報を頼りに「それっぽいCD」を中古ショップやレンタル屋や友達の家から借りまくってのローラー作戦を実施するしか無い。

当然、CDを入手できなければモンスター図鑑のコンプリートもできない訳で。

大海賊時代の様に少年少女達はCDショップの大海原へ漕ぎ出していくのだった。

 

ゴジラ 列島震撼

怪獣戦闘を専門とする国連配下の軍事組織「Gフォース[1]の指揮官となり、ゴジラを始めとする怪獣を迎撃するシミュレーションゲーム。ストーリーは平成ゴジラシリーズをベースとしているが、昭和ゴジラシリーズのキャラクターや怪獣も登場している。また、映画作品に登場した人物は小美人X星人などを除いて登場せず、出現場所や設定が映画と異なる怪獣もいる[2]など、既存のゴジラ作品とは異なる独自のストーリーを構成している。

ゴジラ 列島震撼 - Wikipedia 

ゴジラ 列島震撼

ゴジラ 列島震撼

 

 他のゴジラゲームとは一味も二味も違う戦術シミュレーション。

それも当時のチビッ子には馴染みの薄い「リアルタイムストラテジー」である。

 

時は95年、折りしも平成版ゴジラの最終作であった「ゴジラVSデストロイア」が公開された間もなくの事である。

「ゴジラのすげーゲームが発売される」と聞き、やっぱり期待に旨を躍らせていた訳だが今回もその期待も裏切られる事になる。

 

列島震撼は平成版ゴジラの敵怪獣はもちろん、往年の敵怪獣も出現し日本各地で所狭しと暴れてくれる。

プレイヤーはゴジラとなりその怪獣をばったばったと駆逐していく、そんなゲームだと思っていたのだが話はそんな単純ではない。

 

「ニッポンVSゴジラ」 自衛隊、出動せよ!

プレイヤーが所属するのは人類側、それも1組織の中の更に1部隊限定である。

他にも部隊は存在するが全てNPC(CPU操作の部隊)であり、指揮権は無い。

 

プレイヤーは戦車・航空機を駆使し、マップ上の怪獣を全て倒せばステージクリアとなる。

ただ、この列島震撼での「戦車・航空機を駆使」する意味合いは他のゲームとは訳が違う。

 

ゴジラを初めとする怪獣達はすべて強大な攻撃力と圧倒的な体力を持っていて人類側の戦車など1~2発で簡単に破壊されてしまう。

大体ゴジラの体力が5000~7000位だが、戦車の攻撃では100前後しか減らない上に機械以外の怪獣は体力が自動回復する。

人類側の兵器のみで怪獣を撃退するのはゲームシステム上、極めて困難な仕様となっている。

ではどうするのか?

 

怪獣同士で戦わせるのである。

一周回って映画みたいな展開になってきた。

 

基本的には1番脚の遅いゴジラを攻撃ヘリや戦車で軽く攻撃し、敵となる怪獣の方へ誘導していくのだ。

1発撃つとゴジラは撃った兵器を追いかけ始めるのでそれを繰り返して地道に、地道にちょっとづつ敵怪獣の元へ導いて行くのだ。

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怪獣同士がバトルを始めると優勢な方へ航空機等で攻撃を加え出来るだけ戦力を拮抗させる。

そして相打ちかそれに近い状態になった所で一斉攻撃を加え倒すのだ。

完全に漁夫の利、これぞ天下三分の計である。

 

基本的に全ステージを天下三分の計で進めていく。

ステージの各所に散らばる怪獣達をどうやって天下三分の計作戦に持ち込むかがプレイヤーの腕の見せ所である。

一人用のゲームだけど。

 

リアルタイムシミュレーションである以上、もたもたしていると折角誘導した怪獣が別方向へ行ってしまうので誘導作戦の前に入念なルートを計画・選定し、障害となるビルは空爆で除去しておく必要がる。

ここまで来ると軽く土建屋シミュレーションの感がある。

 

圧倒的戦闘力を誇る怪獣相手に、人類が如何に無力な存在であるか? また無力な人類はどうやって怪獣に立ち向かうかと言うある意味「ニッポンVSゴジラ」をいち早く取り入れている。

ゴジラ映画が本来持っている「圧倒的」な存在をゲームで上手く表現していると思う。

 

ゲーム中の怪獣や兵器紹介では短いながらも映画の1シーンを仕様し図鑑的な見せ方をしてくれる。

これでスーパーXⅡの勇士を思う存分眺める事が出来るのだ。

 

 

紹介してきたゲームはすべてキラリと光る物を持っていながら一部は不発に終わった物もある。

モンスターファームの様にアニメ化までされて出世した物もあればG-CENTURYの様にクソゲーの烙印を押された物もある。

だが、どんなゲームでも多くの人が関わって世の中に生を受けたはずである。

当時はクソと言われたかもしれないが時間がたって見直してみるとそれが「味」になってるかもしれない。

がっつりゲームをやらなくなって久しいが、またコントローラーを握りながら時に総司令官となり、時に農場経営者となってみたい。

 

それでは、また。 

ゴジラVSデストロイア [60周年記念版] [DVD]

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他にもゲームの記事、あります 

p-n-3.hatenablog.com 

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