No think!

No think! は丸の内の箱屋、箱根ヶ崎が「人生を最高に旅せよ!」を合言葉に”旅や移動する事”を楽しむブログです。

巡る本とモノの価値

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本、と言うか物の価値について色々と思った話。

本とモノの価値

 身の回りの物を色々と整理する様になって真っ先に仕訳の対象になった物が書籍だ。

子供の時から本は好きだったけど東京へ引っ越した事もあって、チンギス・ハン率いるモンゴル帝国の様にみるみる勢力を伸ばし、一時は1Kの部屋でクローゼットやベッドの下、最終的には玄関の下駄箱の一部も占領し、一大帝国を築いていた。

 

一時はマンションの床が抜けるのではないか? と思う程の権勢を誇ったモンゴル帝国 本達も、2度目の引っ越しやミニマル化の波で本棚を残して、次第にその数を縮小させていった。(後日、本棚も処分した)

最終的には美術展のパンフレットとお気に入りの本数冊の15冊前後で落ち着いている。

捨てる前に・・・ - No think!

 

お気に入りの本はそれこそ10回以上は読み直している非常に気に入っている本達だ。

ミニマル化と言いつつ、ぶっちゃけ勢いもあって大量に処分した時も生き延びた本なのでその愛着たるや筋金入りである。

本棚の10冊 -今の自分を構成する要素を考えてみる- - No think!

 

少し話が脱線するけど、橋爪さんが不定期にブログで行っている「わたり文庫」が凄く面白そうだと思っている。

デザインをしてくれたCちゃんに無断で写真を転載する(Cちゃん、勝手にごめん!)と、このような形になる。現在も、全国津々浦々から「無理やりにでも誰かに読ませたい本」が続々と届いている。ほんとうにありがとうございます!)。循環型図書館の基本コンセプトは、無理やりにでも誰かに読ませたい本を結集して、それを、次の人に回し続ける。返却の必要は皆無で、本を通じて何かしら新しい形でのコミュニケーションを実現していきたい。

一生懸命に生きた記憶が思い出になる。 - いばや通信

全国津々浦々から集まってきた本を橋爪さんが紹介し、欲しい人が連絡するとそこへ送られる。

読み終わったら、また次の欲しい人の所へ渡っていく。

人から人へ、必要な所へ渡っていくのだ。

 

ミニマリストを目指す中でモノの価値について考えさせられる事が多い。

これは自分にとって必要か? ただ欲しくなっているだけではないのか?

働く様になってモノを買う事にあまり抵抗が無くなったが、買うモノ一つ一つに対して自分が本当に欲しい物かわからなくなる時がある。

その場の勢いで買うと大抵後悔するのだ。

 

価値の損益分岐点

本自体の価値を考えた時にもっとも価値があるのはどこか?

それは紙自体でも無く表紙のデザインでも無く表記されている文字によって伝わる情報だろう。

それがガイドブックなら観光地の紹介だし、ハウツー本ならノウハウだし作者の伝えたい事と読者の知りたい事がマッチングした時に価値が生まれるのだと思う。

 

作者が伝えたい事だけを一方的に書くだけでは価値は生まれない。

逆に、読者が知りたい事があってもその本の事を知らなければやっぱり価値は生まれない。

 

そう思った時に自分の持っている本の価値をなんとなく死蔵している様な感覚になった。

お気に入りの本だけに絞ったとは言っても全てを毎日読んでいる訳では無い。

本は「まだまだれまっせ!」と言っているのにその活躍の場を自分が用意できていない気がするのだ。

 

先日、幸いな事に何度か交流のあるともキックさん(id:dj_tomokick)からTwitter経由でお遍路に興味があるとの話が聞けた。

丁度家にある本で歩き遍路を扱った物があるのでさっそくオフ会の際に渡す事にしてみた。

本と言え度使わない道具は道具に非ず。 大切に使いこそすれ、出し惜しみはしないのである。

 

送った本は初版から10年以上経っているし、散々読み込んだので商品として価値はBOOKOFFに持って行っても精々10円か5円だろう。

 

ただ、10回読んでいる自分が11回目を読むより、読んだことが無い人が1回目を読んだ方が情報としての価値が高いだろう。

それは結果として自分の好きな本の価値を高める事にもなると思う。

 

そんな事を思っていたら本の感想を結構な文量の記事で書かれていた。

記事の内容や量から思うに、いくらなんでもBOOKOFFに10円で売る以上の価値はともキックさんにあったと思うので、送った側としてとても嬉しい。

dj-tomokick.hatenablog.com

 

そう考えると自分の読んだ本を他の人に進める事って「人を通して世の中に新しい付加価値」を生み出している様な気がする。

商品としてでは無く、もっと本質的な物にフォーカスした価値。

発売したばかりの新刊とかじゃなくて、何年か自分の手元にあった本当にお気に入りの本を誰かに渡した時、そんなつながりや価値観があっても良いと思う。 

私のお遍路日記―歩いて回る四国88カ所

私のお遍路日記―歩いて回る四国88カ所

 

 

それでは、また。

 

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